すーを例えると?
小3次男すーは、ADHD、ASD、LDの診断を受け、今支援級に在籍しています。
身体とは違って、見えない障害。
その苦労を理解すること、想像することはとても大変でした。
自分がわかりやすく理解するために、何に例えるといいのかな?とよく考えていました。
すーと過ごす中で、いくつかの例えがあります。
参考になると嬉しいです。
入学したての留学生(もしくは、重役会議に出てる子供)
まず思いついたのがこれ。
すーの授業参観で感じたことです。
ものすごい集中すると、聞き取れるんだけど、まだまだすんなりとは頭に入らなくてすぐ疲れちゃう。
集中切れると、先生が何言ってるかは頭に残らない。
(外国語勉強してる私には、すごくよくわかる)
もしくは、会議に出席させられてる子供。
日本語は分かるんだけど、何言ってるか分からない場所に縛り付けられてる感じ。
そこにいることが一番の意義で、会議を理解とか参加は二の次みたいな。
なんのためにそこにいるの?ってリアルに感じたことから思いつきました。
左手で漢字練習
すーは字を書くのが苦手です。
少し書くと「疲れた〜💦」って燃え尽きてやめちゃいます。
握力の問題なら、たくさん書いたほうがいいのかな?
と思ったり。
慣れさせたほうが良いのでは?
と思ったり。
なかなか共感できなかったのですが、Twitterで、
左手で書かされてるのと同じ
というのを見て、ストンと腹落ち。
確かに、聞き手じゃない手でノート1ページとか地獄だわ。
それで覚えるかって言ったら確かにそうでもないな。
疲れてもう他に何もやる気にならないのも分かるわー。
となったのです。
書けるようになってほしいとは思いますが、でも確かに嫌だし疲れるわーというのも共感できるようになりました。
特殊車両?ソーラーカー?
すーの行動には疲れや余裕が大きく影響していて
- 疲れやすい、燃費が悪い
- 疲れてるときは動けない
- 疲れたら充電が必要
- もうひと頑張りはない
- 環境が整わないとスタート出来ない
- 動く動かないのは自分次第
- 好きなことはやる
以前、この励ましで動いたから、じゃあ今回も!
というのはききません。
なぜなら、充電状態がその都度違うから。
ぱっと見、普通の車なんだけど、運転するには特別な技術が必要で、例えばスピードは出ないけど、別の能力を持っていたりする。
そんな特殊車両。
でも、普通の道路走るのに、クレーンとかミキサーとかはあまり役に立たなかったり、その車体の重さゆえ、燃費も悪く駐車場所も選ぶ。
もしくはソーラーカー。
太陽が出てないと動けない。
自由に給油できない。おひさま次第。
でも見た目は普通の車。
無理させるとすぐ電池が切れるから、上り坂は避けるのが無難。
運転も無茶させない。
すーは、気持ちは上を目指したいタイプ、頑張りたいタイプなのですが、相反してすぐ電池切れになったり、エンジンがかからないことがよくあります。
本人も、もどかしいんだろうな、と想像できるようになりました。
そして、この特性はバラバラで、まるでオーダーメイドの車。
あっちの車に乗れたから、こっちもなんて簡単なものじゃない。
そんなイメージです。
どうでしょう?サボってるように見えてた子が、サボりじゃないかも?って思っていただければ嬉しいです。