服薬を考える
現在支援級(情緒)に在籍する小5次男すー。
今までの成長をおさらいしています。
怒涛の進級を経て、2年生となり無事放課後等デイサービスもスタートすることができました。
すーの今までをおさらい→
- 保育園のときはおふざけの過ぎる幼い男の子?と思ってた小学校入学から、急に集団生活に馴染めない、ついていけない様子や、人を困らせる行動を取るように
- 入学して5月には発達相談を予約(数か月待ち😩)相談を開始したことで、通級指導教室を利用できるように(小1秋から冬)
- 放課後等デイサービス利用へ奔走(小1冬から小2春)
デイ奔走の中に、病院への通院、検査、診断が入ります。
通院当初は、検査と診断が貰えればいいのかな?と、病院に頼る気持ちはあまりありませんでした。
でも、実際は1〜2ヶ月に一度行っては話をすし、現状を伝えつつ、特性を持つ子がどう感じてそういう行動を取るのかなど、心構えや対応を学ぶことができました。
発達支援センターでの相談で、
「医師によっては、服薬をすぐ勧めてくる方もいるんですが、まずは環境調整が第一です。服薬は慎重に考えたほうがいいですよ」
と言われたことがありました。
実は当初から服薬の話が出ており、
👓「ホントに言われるんだ…」
と身構えてしまいました(笑)
当時は小1冬で、薬を飲むのが大の苦手であるすーは、アドバイス以上に服薬は全く考えられませんでした。
そんなこんなで、約半年経った頃でしょうか。
通院のたびに、
👓幼い頃からの服薬は抵抗がある
👦薬飲めない〜💦
のやりとりが続いていた中で、
🏥「怒られなくなるよ、ほめられるようになるよ」
と説明をされたことがありました。
これが幼いすーに響いたようなのです。
家では分かりませんでしたし、2年担任の先生も落ちついた理解のある先生で、理不尽なことで注意することはありません。
それでもやはり、
- 指示がとおらなければ、何度も言われたり注意される
- 遅ければ、早く!と言われる
- お友達は年齢的に配慮できないから、ストレートな言葉が返ってくる
などのことは容易に想像ができました。
意外と上昇志向やプライドが高く、できるようになりたい、1番になりたいと思うすーには、医師の言葉は魅力的だったようです。
ある診察のとき、
👦「薬飲んでみよっかな~」
と自分で言い出したのです。
これはビックリでした。
超偏食のすーは、薬であろうと異物を口の中に入れる、それを飲み込むことは大の苦手だからです。
そのすーが自らそう言うのは、本人も辛いと感じている、打開したいという気持ちが強いと受け取りました。
そんなこんなで、チャレンジして駄目なら、それでもいいや、という気持ちでコンサータという薬をスタートしました。
https://h-navi.jp/column/article/35026569?page=1
こんな管理や取り扱いが厳重な薬をこの子が飲むのか…。
大丈夫かな?体への影響は?依存性は?
とにかく今でも心配です。
最初はやはり飲み込めなくて吐き出してしまいました。
でも、自分で決めたからなのか、何度かチャレンジして、上手に飲み込めるようになりました。
本人に聞くと、
👦「別に変わらないし、ほめられなかったよ」
とのこと。
効果のある日中は私達も見られないので、確かに朝と夜はいつもと変わらないけど、どうなんだろうねぇ、と思っていました。
が。
担任の先生には服薬を始めたことは言ってなかったのですが、すぐ分かったと後から言われました。
🌼会話が成り立つ
🌼指示が通る
🌼落ち着いている
ということで、変化はすぐ分かったそうです。
そのかわり、副作用である食欲不振も顕著で、酷い時は牛乳も口にせず、電話がかかってくることもありました。
食事についてはメニューと機嫌も影響するので、全て薬のせいかはわかりません。
夕方に学童でおやつが出ること、朝食夕食、薬を飲まない週末で調整することで、体重は平均より少なめながらもしっかり増えていっています。
時々飲み忘れると、連絡帳に「今日は気分が乗らず」とか「疲れてしまって」など書かれます。
学童でもお友達とトラブルを起こし呼び出されたことがあり、今のすーにはこの薬は助けになってる、と感じています。
医師からは
「成長とともに、必要なときだけ(テストのときとか)服用とか、自分でコントロールできるようになったりもする。お守り代わりに持ってる子もいる」
との説明もあり、すーもそうなっていくといいなぁと思っています。
イメージ的には花粉症の薬のように、飲んだからすべてがなくなるわけじゃないけど、症状が和らぎ、生活の質が上がるもの、と認識してます。