出来ることだけ

発達凸凹次男と私の成長記録

ジェンダーロールを考えた

いつもは発達凸凹次男すーのお話なんですが、今回は私が思ったことのつぶやきです。

よかったらお付き合いください。

先日ジェンダーについて考えるお話を聞いての感想です。

私個人、自身のことで考えてみました。

私自身はジェンダーロール(性役割)は無いほうがいい、男女平等!っていう考えです。

でも、知らないうちに思い込みとか、これくらいは許容範囲という洗脳?や、誤解、考えの浅はかさがあったなー😥と思い知らされました。

正直これは呪いです。

自分では気づかないうちにかけられた。

話の最初に、男女平等に関する国ランキング(ジェンダーギャップランキング)が紹介され、日本は120位とのこと。

https://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report.php

これは、経済、教育、健康、政治の4分野での指数を元にしたもので、一概には言えないけど、内閣集合写真がおじいちゃんだらけという事実からも政治面では男女のバランスは歪んでますよね。

私自身、職場で昇進したくないタイプです。

責任の重圧、勤務時間が長くなる、検討事項の増大=余裕がなくなる、自分や家族のことが疎かになる

こんな事が理由です。

昇進を希望する女性であっても、様々なハードルでかなわない人、諦めた人が多くいることは容易に想像つきます。

大きく捉えれば、国の政策とか何でしょうが、【私】という小さな視点で考えてみました。

🔴家事、育児について

我が家はなんとなく私がやっています。

仕事もしているし、全く良妻賢母タイプではないし、夫も別に亭主関白とか封建的とかでもないんですよね…。

なのに、なんで殆ど私がやってんだろ?

私も含め、家事なんて誰もやりたくありません。

我慢できなくなった人の負け…みたいなところがあります。

結局私がやらないと、みたいになってしまうのです(敗北)。

なんでこの呪いがかかってしまったのか考えてみました。

まず、結婚したら妻は家事をするという思い込みがあった。

「新妻なにもしないの?」っていう、周囲の目に耐えられない。

自分もよくできる奥さんって思われたかった。

そもそも、夫の方が忙しく時間が無く、物理的に私の方が家事負担が多いのが普通になっていた。

育休中は私がずっと家にいるから、私が家事をするのがみんな当たり前と思うようになってしまった。

最初は真っ直ぐだったレールが、ちょっとした歪みでどんどん通常ルートから離れてしまい、今に至る…という感じがします。

夫もやらなくても、我慢すればやってもらえる。

そもそもやってこなかったから、習得しない、という誤学習でわが家の男女間レールはかなり離れてしまったようです。

さらに遡って。

なぜ周囲の目が怖かったのでしょう?

なぜ【いい奥さん】に見られたかったのでしょう?

そもそもいい奥さんとは?

なぜ、私達の勤務時間には差があったのでしょう?

なぜ、私が育休をとって、夫は取らなかったのでしょう?(ちなみに当時は制度もありませんでした)

言葉では男女平等であるべきと言っていた私ですが、専業主婦だった母のイメージに近づこうとしていたのかもしれません。

男は働いて稼いで、女は支える。

私達も声にしなくとも根底にあったのでしょう。

そして、そもそも妊娠出産があれば、期間は色々だけど女性は職場を離れます。

その後の復調、授乳期間、育児に対する考えで復職までには時間がかかります。

この間、【自分がいなければ子供が死ぬ】という体験を一人で抱えていたな…と思います。

数時間夫など他の人に見てもらったこともあるけど、ほんと数時間単位。

この差は大きい😵

この感情が、【自分を犠牲にする】【自分が犠牲になればなんとかなる】みたいな、無用な責任感、歪みを生んだのかもしれません。

もし、夫が順番で育休を取っていたら?

せめて一緒に育休・復職していれば?

と思います。

なので、私、男性の育休賛成派です。

もちろん、経済的余裕があってのことですがね。

🔴学校行事への参加

PTA活動ですね。

授業参観にはお父さんの姿も見かけますが、(それでも少数)、特にPTAは女性だらけです。

私のエリアだけ?

PTA活動の中に、母親の会とかあるくらいだからな。

これも遡ってみると…。

私の例になっちゃいますが。

子供の送り迎え、呼び出し、学校行事参加に対応できるよう職場にも話してましたし、職場も【母親】だからそうだよね、仕方がない、と私の方が対応しやすかったのも事実です。

これは、裏を返せば、男性は家族のことで仕事を休めないってことです。

そしてここでも【私がやらないと誰がやる】みたいな無用な責任感、思い込み、自己犠牲精神が働いていました。

何年もかけて積み重ねてきた精神ですからね(笑)強いですよー。

他のご家庭も似たような感じなんですかね、PTA活動は今の所ほぼ女性です(笑)

会長は男性が多いので100%じゃないんですが、これもジェンダーロールの最たるものかと😅

夫の方も、【家族を犠牲にして仕事することが美徳】精神を積み重ねてますので。

わが家のジェンダーロールもどんどん、どんどん明確になってしまったのです。

🔴仕事について

こんな精神を積み重ねてきて、自分がいなければ子供が死ぬとか考えてきたので、仕事重視にして家の比率下げるなんて恐ろしいんですよ。

自分がいなくても誰かが子供を守ってくれる

とか

自分が犠牲にならずに成功させる

みたいな経験がないから、いきなり出来ないんです。

周り見ても、凄まじいパワーで成し遂げてる人はいても、通常もしくはそれ以下のパワーしかない私はレールを少しずつ歪めるしか出来なかったようです。

やはり呪いだなぁ。

知識や理解と、根底にある精神にはギャップがあります。

ギャップを埋めるには??

私達が小さく、日々の中でできることとは??

【意識すること】

ジェンダーロールに敏感になること】

【呪いに気づくこと】

呪いを解くのは大変だけど、放置すると重くなる一方。

目を背けちゃダメですね。

年齢を重ねると更に難しいから、やはり教育大事。

子どもたちには呪いをかけたくないなぁ。

あくまで個人的見解をツラツラと書いて見ました。

お付き合いいただき、ありがとうございます♥