教育について考えてみた
先週に引き続き、勉強会に参加したので感じたことをツラツラと。
発達ボーイ、すーとは全然関係ありません😅
内容的には、スラム、奴隷、移民についてでした。
今の人種差別に繋がる大元の部分ですね。
今回はブラジルでのお話になります。
大航海時代に、スペイン、ポルトガルの南米植民地化が進みます。
原住民の多くが虐殺され、支配されたが、文化の違いなどで完全な支配(奴隷化?)には失敗。
広い土地での、モノカルチャー(一つの産業に特化したもの。ブラジルで言えばコーヒーとか)を支えるため、多くの安い労働力を求められ、アフリカ大陸から奴隷として多くの人が運ばれてきたそうです。
そこで、奴隷を奴隷として使う為に用いられた方法
- 商売禁止(金銭的余裕を持たせない)
- 教育を与えない
- コミュニケーションさせない(同じエリアから連れてきた人は一緒にさせない。)
あとは当然暴力で支配して行ったのでしょうが、反乱を起こさせない為には、すごい効果的…と思いました。
解放の為には、有能な指導者、その言葉を伝えること、多くの人々をまとめることが必要です。
金銭的余裕を奪うことで、教育を奪う。
教育を奪うことで、指導者を生まない。
教育を奪うことで、考えること、理解することを奪う。
相互コミュニケーションを奪うことで、不満を閉じ込め、意見をまとめることが出来なくなる。
教育を受けてないから、商売や子供の教育が出来ない。
負のループですよね。
これは奴隷解放された後も、根強く続いて行くのだそうです。
負のループから、政治のトップは白人系で富裕層を優遇。
きれいな町作りのため、スラムは壊されていく。
行き場を失った人々は残されたスラムに集まっていく。
町では安い労働力があると便利。
結果、ものすごい人口密度の高いスラムが、発展した町の外れに存在するのだそうです。
ここで、日系人移民は…というと、優れた商才や勤勉さにより、日系人コミュニティの中で教育が行われ、商売も盛んに行われ、多くの日系企業との繋がりもあり、スラム化することはなかったのだそう。
で、思ったのが教育です。
そして、現段階で不公平が生じてるなら、公平になるまでの優遇は必要だ、ということです。
経済状況や家庭環境により、教育が受けられていないなら、受けさせてあげたい!
スタートが違うなら、スタートラインまでは国や政策で連れてってあげようよ、ということです。
でも、恵まれてる側(マジョリティ)は、今は公平な社会だと思ってて、マイノリティ優遇は、不公平だと感じるんですよね。
【既得権者】の考えです。
例えば、就職試験で同じ条件なら男性の方が採用されやすいとか。
留学生より日本人とか。
発達障害より定型発達とか…。
私は今生きている上で、感じてるのはジェンダーによるものが大きいです。
上辺は平等と言いながら、お茶を入れるのは女性、育児休暇に嫌な顔されたり。
既得権者たちは、何も考えず、お茶を入れてもらうのは当然もしくはやって貰えるなら楽だ、別に止めるよう働きかけはしない。
育児休暇なんて長く休むのは迷惑だ、自分は迷惑をかけていない、迷惑を掛ける方が悪いのだと素直に感じています。
一歩踏み込んで、お茶を入れている人は同じ社員で、あなたと同じ時間を使っているのだということを忘れています。
自分の妻が出産して苦労していることに気づいていません。
自分が大病を患い、長く休むときに、しっぺがえしを食うことに気づいていません。
そして、発達障害の子供を育てることになって初めて、子供達は同じスタートラインではない事に気付くのです。
そう、気付いたんです。
【知らなかった】
という事実に。
多数派にいることは、それだけで優遇されている、でもその事実に気づいている人は少ないということに。
だって楽だから。
それを変えるのはやはり教育、知識なのではないでしょうか?
それぞれが知ること、考えること。
そして、子供達には平等にその機会を与えることこそが、良い社会を作る礎です。
外国の奴隷の歴史から、発達凸凹すーのことを考えてみました。
自分が知ることも大事、知ってもらうことも大事と思い、とりあえずブログ頑張ろうって思います。
長々と私個人のつぶやきを読んでいただき、ありがとうございました🥰