ブックレビュー『障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本』
支援級(情緒)在籍の小4凸凹次男、すーの日常を綴っています。
正直、そんな先まで考えてなかったですよ💦
後々困らないよう、お金を貯めておけばいいだろう!くらい。
お金の勉強もしてるので、ギリ10年寝かせられる!と思い、ジュニアNISAを始めていました。
でも、それをひっくり返すような内容!
すごく考えさせられました。それが
お金のある無しだけではない!障害のある子はもう一つ踏み込んで考えなければならないんだ、と実感しましたよ。
子供名義のお金は成人したら親の自由には使えない!?
上の二人はおそらく就職は出来るだろうと考え、就職に不安のある次男すーはお金を手厚く残してやりたいと考えています。
どのような進学を選択するかは分かりませんが、進学費用はなんとかなりそう。
では、ジュニアNISAは可能な限り寝せて、困ったときに売るか、収入が少なければ定率で売って毎月のお小遣い、上手く行けば年金まで寝せてたらすごい増えるかも!って思っていたんです。
https://liberaluni.com/junior-nisa#NISA-9
ところが、ところが!
知的障害や精神障害、認知症などにより判断能力が十分でない場合、成年後見人をつけると、財産を守られる反面、あらゆる手続きや支払いに後見人の承認が必要とのことなのです。
https://h-navi.jp/column/article/656
えつ!?面倒くさ!!
成年後見制度は当たりハズレあり!?
後見人は家庭裁判所が選任するので、必ずしも親や本人の希望通りにはならないことも。
本を読み進めると、いくつか事例が紹介されており、親が良かれと子供名義の口座にお金を貯めておいたところ、子供の楽しみに使うお金も「贅沢」を理由に使わせてもらえなかった事例が。
えぇっ!?勝手すぎない!?
その子を理解してる親なら当然出していたお金も、後見人次第で「お金あるのに使えない」状態に陥るってこと?
しかも一度選ばれた後見人は、まず変えられないと考えてよいほどなのだとか。
成年後見人制度は高い!?
他人が財産を管理、保護してくれるのだから、そりゃ、ただではしてくれませんよね。
わかります。
でも、特になんの判断も必要のない時期であっても毎月報酬を払わなければなりません。
安くて2万…。
年24万か…10年で240万。
まぁまぁ取られますね💦
高い保険料払ってる感じでしょうか…。
https://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/kokensite/hiyou/index.html
それならいっそ、子供名義ではなく、親名義でお金を貯めておいた方が真に子供のために、子供をよく知ってる親が使えるというわけです。
家族の誰に頼むのか…
しかし、親もいつまでも元気じゃない。
認知症になったら、私達に成年後見人がつくことただって当然あるわけです。
そこで著者は、
夫に万が一のことがあれば妻に
妻に万が一のことがあれば夫に
とたすき掛けで任意後見契約すると親心後見を勧めています。
このやり方に対しては、意見が色々のやうですね。
やはり状況を一番把握している「私達自身」が考え、決めなくてはなりません。
我が家の場合ですが…。
まず、知的はないので親や兄弟、周囲の人々のフォロー程度で後見人まで必要ないのかもしれない。
とは言え、高額な契約、詐欺など自ら身を守れるかは不安です。
そうなると子供名義口座、どうしたものかと迷う次第です。
成人するまでにジュニアNISAは現金にして私達の口座に移すのか?(のちに兄妹たちに託す)
兄妹たちにいざというときの運用方法を伝えて、本人が手続きする際のフォローを頼むか?
兄妹のどちらかに任意後見人になってもらうのか。
そもそも後見人が必要なのか?
この話については、18歳の成人まで10年切っているので、早目にある程度何パターンかシュミレーションしておいた方がいいな、と思いました。
進学、就職のみならず、思考・判断が重い!重いぞ!
でも、早めに知れて良かったです。