すーの歯科検診
支援級(情緒)在籍の凸凹次男、すーの日常を記録しています。
さて、3ヶ月ぶりの歯科検診に行ってきました。
ピークの暴れや嫌がりはなくなり、成長を感じるのですが、
やっぱり毎度大変です。
すーの特徴として、
- 慣れないことは苦手
- 口の中が敏感
- 味にも敏感
- 緊張したり、受け入れられないと壮絶な天邪鬼に
- 多動になる
などなど。
前回、事前告知が甘かった、現場でのご褒美準備が甘かったこともあり苦労したので、今回は数日前から
👓「土曜日○時、歯医者だよ。ゴロンできる?ア~ンできる?クルクル(磨く機械のこと)できる?」
と繰り返し、現場にはガンバライジングカードを大量に持っていきました。
繰り返される私の質問に
👦「出来る〜!」
と調子こいてたすーですが、歯医者に入った途端、床にスライディング。
👓(あ、ヤバい。メチャ緊張してる)
すーの特徴、緊張すると多動には走り回ると床を転げ回るというのがあって、本人も分かっていたものの、やはりその場に来ると冷静に我慢は出来ないようです😅
小児歯科だけあって、雰囲気も可愛らしく、こんな転げ回るすーにも神対応。
他の親御さんはどんな事を望むのかは分かりませんが、私としては
- 可能な範囲でスルーしてほしい
- 来ただけでも偉いから、本人を責めないでほしい
- 冷たい目、嘲笑はやめてほしい
- 緊張してるので、特に担当される方は少し雑談とかして和らげて信頼や安心感を与えてほしい
色々望んでますね(笑)。
でもこちらの歯医者は毎度オールクリアなんですよ。
どの方が担当されても。
皆さん優しくてありがたい!
そして壁にクリーニングのメニューが図解されています。
事前に何をやるか、これをやったら終わりが見える!みたいな見通しがたつのでありがたいですね。
とは言え、初っ端から天邪鬼モードに入ってしまい、嫌がるし時間はかかるしで毎度のことながら大変でした。
- 治療台に顔を下にして寝転ぶ
- 仰向けになったかと思うと、足を持ち上げライトをいじろうとする
- 指示一つ一つに対して、違うことをする
- 気を落ち着かせるため、カードを持っていたが、それで先生を邪魔する
- 治療台から落ちそうになる
などなど。
全部本気で怒ってたら、こっちがもたないので、どうでもいいのは無視したり、先生にお任せなんですが、器具をいじるのや、落ちそうになるときはどうしても声掛けするので、なかなか気が抜けません…。
これでも本人は頑張ってるって思えるようになったのは、やはり支援を受けたり、相談をしたりしてからです。
以前は「なんでこんなふざけちゃうんだ!」とイライラしかなかったですから…。
次回は12月。
無事歯茎の出血はブラッシングで治しておきたい母・りーなでした。
支援級継続か?退級か?
小4支援級(情緒)在籍、次男すーの日常を綴っています。
3年生から支援級に転籍したすー。
転籍するに当たり、色々お話を聞き、
知的がなく療育手帳が無いのであれば、支援学校ではなく、通常の高校に進むことになる。
そのためには、入試に必要な内申点を貰うため、通常級に戻す必要がある。
そのタイミングをいつにするのかは、早めに考えておくこと。
とのアドバイスを受けました。
一つの目安として、小5で戻すことを視野に考えていました。
中学入学のタイミングが難しいのは何となく素人にも分かります。
ただでさえ生活や勉強ががらっと変わって大変なのに、そのタイミングでの転籍は厳しいのは明らかです。
小6は、最高学年でやることや責任も多く、小学校のうちに転籍するなら小5がベストでは?というアドバイスに納得した我々はこれを1つの目安として動くことにしました。
本人に確認するとみんなの教室でずっと過ごしたい、戻りたい、とのこと。
そこで、通常級での授業数を増やして様子を見ることにしました。
また、担任の先生とも、転籍した場合苦労する点を共有し、私達にもどちらがベストか判断出来るよう、学校での様子を教えてもらうことにしました。
それまでは、支援級の中でできるようになった事など、支援級継続前提視点での話が多く、私達にも判断しづらかったので。
そして個別面談です。
事前に先生と話していた課題は…
- 集中が続かない
- 準備、片付け、管理が苦手で時間通りに行動が追いつかない
- 心身ともにムラがある
- 書くことが苦手→ノートテイクやテストに難
通常級での様子は…
1と3として、座っていられるようになったけど、疲れや興味の有る無しで突っ伏して授業が聞けない事もある。
(でも、今日は疲れてて無理です、と自己申告できるようになったのは大きな成長!)
特に暑い日や午後に見られる。
今は支援級に戻って休んだり、好きなことをしてリフレッシュできるが、転籍したらできなくなる。
2については、前々から言われていて、
「帰る前に引き出しチェック、宿題プリントチェック!」
と専用クリアファイルを設定し、帰り頃に見るであろう連絡帳にメッセージ付箋を貼るようにしましたが、やることが押せ押せで、時間が決まっており、自分のペースで動けない状況ではなかなかできていないとのこと。
今は先生が声掛けや引き出しチェック、持ち物チェックをして下さっており、それがなくなったらどうなるか?というところ。
4については、訓練してもどうにもならないというか、絶対的に限界があるので、ここは機器の活用を希望してきました。
テストはある程度しかたないかな。
考えをまとめられない、さらにそれを文章化出来ない、そして更に書けないという感じなので。
とはいえ、機器を使いこなせば絶対楽なので、今のうちに【使えばできる】という実績を作りたいところです。
あと、やはりこだわりもあるらしく、みんなと一緒に着替えられないとか、独特な行動がどう影響するか、というところ。
時々、転籍について本人にも聞くのですが
👦「全然大丈夫っすけど〜」
(まいぜんシスターズのマイッキーの声で)
と毎回答えてきますが、具体的に、
👓「全部の授業、4年の教室で受けること想像してみ?」
👓「疲れても、支援級でやすめなくなるよ?」
と聞いてみると
👦「ちょっとキツイな」
と答えることも。
後先考えずに、【いい答え】を答えちゃう傾向があるので、鵜呑みにせず、聞き方にも気を付けなくてはならんな、と感じています。
あと、中学校の支援級の先生から話が聞きたいと要望を出してきました。
高校進学の実態とか、見通しが知りたいので。
先生からも
🧑「早め早めに動くのはいいと思いますよ!」
と協力的なお言葉をいただきました。
果たしてどうなるか??
なかなか始められなかった放課後等デイサービス…
現在小4、支援級(情緒)に在籍する次男すーの成長を振り返っています。
小学校入学後に、集団生活への苦手があらわになったすー。
発達相談(9月頃?)通級指導教室スタート(10月頃?)
放課後等デイサービスを始めてみよう!
→診断書が必要病院を受診(1月)
→検査を受ける(2月頃)
こんな流れで進んでます。
結果は知能指数は平均であるが、凸凹が見られる。
そのため適切な支援が必要、とのことでした。
正直2年以上前で細かな結果は忘れてしまいました(泣)
最近2度目のウィスクを受けたので、 記憶が上書きされてしまったようです😅
成長や変化を見逃さないためにも、記録する、残す、大切です。
普通の育児日記と違って、記録してても辛いこともあるんだけど、未来の自分と子供のために、ここは頑張りどころ。
そして私自身の反省点でもあります。
ともかく、診察と検査をは経て診断書を書いてもらえることになりました。
次は放課後等デイサービス探し!!
これが私には今でも大変だった…という記憶です。
仕組みがよく分からない(今でも説明できない)。
とりあえず、今までネットで調べた限り、【受給者証】というものが必要で、そのために診断書が必要ということでした。
(ここはクリア)
ここから色々同時進行。
- デイ探し、見学
- デイなど取りまとめている福祉機関への問い合わせ
- 支援事業所の決定(デイじゃない、取りまとめ役みたいなの)
- 受給者証取得のため市役所へ
- デイの体験、決定
- 支援事業所の担当者、市役所担当者との家庭訪問
- 曜日の調整
- 契約
- などなど…
正直順番はよくわからなくて、
デイに聞けば「受給者証持ってますか?」
福祉機関に行けば「デイは決まってますか?」
やっとめぼしいデイ見つけたら、「支援計画を作る事業所を決めないと…」
なんだか、もーよく分かりません。
当時旦那は手伝ってくれないし、フルタイム勤務で職場にも相談できないし、動けるのは土曜日だけ。
土曜日だって、病院とか他にやることいっぱい。
すーをごまかしつつデイの見学も大変だった。
👦「ここ何?なんで行くの?」
って言われても、なんて答えていいか分からない。
私個人としては、そのままのすーを理解するため、理解してくれる人との接点が欲しいため、すーの居場所がほしいって思ってた。
でも、そんなことすーは知ったこっちゃないですからね。
仕事の合間の昼休みに色々問い合わせたり。
でもこれも職場の片隅で電話かけるんだけど、
☎「子供が発達障害で…」
って声に出して電話するのも苦痛で、なかなか進まなかった。
学校でも学童でもトラブル起こすし、この時期が一番追い詰められていたかも。
デイは結局、5か所見に行きました。
1つは身体障害の子が多く、すーには合わない。
1つは開所時間が合わない。
残り3つのうちから2つ選ぶことにしました。
正直すーはどこも乗り気じゃなかったです。
今でも親の意向で通わせてる感じですね…。
親のエゴではあるんですが、スイミングも空手も続けられなかったすー、運動は好きそうなので、体を思いっきり動かせる所に行かせたいと思いました。
ストレス発散にもなるしね。
ということで、運動を取り入れたところ。
もう一箇所は、見学の時の説明が、凸凹の子達への理解や対処への知識が深いかな?と感じて決めました
あとは職員の方の対応とか、雰囲気とか。
直感です。
保育園選びもそうでしたが、実際に見て、話すと直感働きます👍
私普段は鈍感ですが、百聞は一見にしかずって本当ですよ。
そんなこんなで、1年生の1月頃から検討を始めた放課後等デイサービス。
実際に通いだしたのは5〜6月頃でした。
ほんとに遅々として進まなくて、毎週土曜日に一歩進めばラッキー。
物事が月単位でしか進まないもどかしさ。
正直限界かな…と思いました。
すーへの支援は今しかないのに、仕事が足枷になってると感じていました。
果たして通い出して何か変わるのか?
そもそも通えるのか?
私は仕事を続けられるのか?
つづく…
2回目のWISC-3
現在支援級(情緒)在籍、小4次男のすー。
小1の冬、デイに通わせよう→受給者証が必要→診断書が必要→WISC受けることに。
その時の様子はこちら
https://www.dekirukotodake.com/?p=566
ネットでは今どきWISC-4なんですが、どうかな?と思ったけど、またまた3でした。
通常級に戻るなら、小5がベスト、という話を聞いて、目安の一つにしていました。
担任の先生とも話して、小5で支援級退級なら、秋には判断を、と言われました。
となると、早々に親子共々見極めをしなければなりません。
すー本人は、友達と分かれる時間が嫌なので、通常級に戻りたいという気持ちがあるので、どちらにしても本人もどちらが自分に合うか、必要かという体感が必要だと思いました。
見極め材料の一つのため、今回WISCをお願いしました。
【結果】
- 凸凹波形、特徴は変わらず
- 知識の項目が上昇(支援級での個別指導の成果?)
- 言語項目高め
- 短期記憶低め
- 絵画配列苦手→先読みや時間配分苦手
ということが分かりました。
前回受けたときは
👓「ほう、確かに凸凹しとるな」
と、苦手な部分は怠けではなくて、脳の特徴、という理解ができたにとどまりましたが、今回は
👓「ふむ、普段のすーの答え合わせをしてる感じだな。その上で、日常生活にどう活かそう?」
と、余裕が。
通常級に戻るのにハードルとなるのも、この特徴たちをどうフォローして、得意をや好きを活かすか?というところ。
短期記憶が弱いと、指示が残りにくい。
先読みが出来ないと、自ら行動するのが苦手な上、周りを見ても、やらなきゃ!と感じられない、そうです。
担任の先生からも、
🧑「物の管理や、身の回りの整理が課題です」
と言われています。
他にも色々あるんですが、物や時間の管理って仕組み作りや練習で多少は改善されないかな?と思ったのです。
すーは
- 朝やることリスト
- 帰ったらやるリスト
- 寝る前にやるリスト
が壁に貼ってあり、スマホのアラームを利用して、親の声掛けとリストを自分で見て自分で確認して動く、ということをしています。
このリストとアラームのおかげで、いちいち
👦「何やればいいの?」
の質問地獄から脱することが出来たし、本人もスムーズに動けるようになりました。
この経験を拡大させていって、ルーティン化していけばいいんじゃない!?
と期待しています。
進級に伴い、少しレベルアップさせて、
帰宅したらリストが、
うがい、手洗い、連絡帳を出す
↓↓↓
うがい、手洗い、連絡帳、連絡帳みて宿題関連のものすべて出す
にレベルアップさせました。
まだ記憶に頼って、連絡帳開かないし、宿題を全部出せないですが、声掛け続けてます。
学校では、引き出しに宿題忘れちゃうことが多いです。
支援級と交流級行き来して、物が分散するのも、良くないみたいです。
そこで、お手紙とかプリント入れるファイルとは別に宿題ファイルを設定。
【帰る前に引き出し見て!】
のメッセージを書いてみました。
絵があると、中身が見えないからと、本人の希望で透明クリアファイルにしました。
まだ効果は分かりませんが、物を分類する練習にもなればいいな。
身の回りの整理の練習として、家でもリセットを心掛けるようにしました。
やることリストにも、
- 脱いだ服は洗濯
- 食器は下げる
- 宿題はランドセル
- おもちゃは寝る前までにおもちゃ箱
を追加しました。
一気にまくし立てると混乱して逆効果ですが、慣れた頃にしれっと増やしたり、すーの要求を飲む代わりに増やしたり、ちょっとずつ増やして行ってます。
しかも、超簡単なところから。
スモールステップがやはり大事!
スモールにすれば褒めやすいですしね。
何やっても、「できたね!」。
もし声掛けなしに出来たら、「自分からやったの!?すごい!!」となります。
まぁ、まだまだなんですが。
最近は、床に散乱した宿題を私が見て「あ!」と言うと察知してランドセルに仕舞うようになりましたよ!
(そもそもなんで床に散乱してるんだっ話ですが…)
特性は変わらないけど、工夫することはできる。
工夫すればできるんだって体験してほしい。
そして、最終的には自分で工夫できるようになって欲しい。
というのが今回の感想です。
検査受けたからと言って、通常級に戻る戻らないの答えはすぐ出ないですが、工夫の手助けにはなるかな?
以前話しを聞いた社会能力検査も参考にして、今できることをやろう!と気持ちを新たにしました!
凸凹ボーイは耳鼻科検診がお嫌い
発達凸凹、小4支援級(情緒)在籍の次男すーの日々の出来事を綴っています。
すーの特徴はこちら
- 新しい環境が苦手いつもと違う活動、イベントが、苦手ですぐ疲れちゃう
- 困るとふざけちゃう(何が嫌か、どうしてほしいかうまく説明出来ない)
- 偏食(味覚、口の中の刺激に敏感で弱い)
- 暑さにめちゃくちゃ弱い
偏食のところのとおり、口の中だけでなく、痛みや皮膚接触もおそらく苦手。
そしていつもと違うことが苦手なので、歯医者同様耳鼻科も大の苦手です😵
去年、恐怖(?)から結果学校での耳鼻科検診が受けられませんでした。
担任の先生(支援級)から、
🧑「事前予告や準備が足りませんでしたね。来年は早くから準備しましょう!」
と言われ、お言葉通りかなり早い段階、ひと月前には
🧑「お母さん!耳鼻科検診ありますよ」
と直々に連絡をいただきました。
毎月の学校行事予定見ればわかるのに(笑)。
それからは、先生と二人三脚で作戦開始です。
- 耳鼻科検診こんなことするよ
- こんなもの使うよ
- 先生の前に行ったらこうするよ
- あと何日だよ
- 頑張れたらご褒美あるよ!
などなど。
家で、私が医師役で
👓「はい、耳見まーす。お鼻見まーす」
って、ちょっと鼻の穴見たりというロープレ。
あと、ネットで探して使う器具の写真見せたり、イラスト見せたり。
イラストはこちらを活用させてもらいました。
http://droplet.ddo.jp/drops/symbols.html
拒否感がとても強い子ですが、頑張らなきゃ!という責任感というか頑張りたい子なのです。
良くもあり、悪くもあり。
さすがにひと月言い続けた結果、
👦「これくらいでご褒美貰えるならやるか」
という境地に至ったらしく、無事クリア!
その代わり、その日は足が痛いと、デイを休みました。
まあ全てを求めるのは無理かな。
現在の投資状況
お金大好き、無駄が嫌いなワタクシりーなの投資遍歴を紹介しています。
今までしてきたこと…
- 家計見直し
- 資産運用
- その他
- 両学長の『お金の大学』読む
- リベシティ参加
こんな感じです。
個別株は、よく分からず株主優待に釣られて買ったもの、両学長のYou Tubeやこびと株さんのブログを参考に買ったものです。
https://youtube.com/c/ryogakucho
始めたばかりの頃は、プラスになると怖くてすぐ売ってしまいましたが、長く保有して、配当を定期的に得るという考えを知り、こちらの考えにシフトチェンジしました。
本来なら一般NISAより、積立NISAの方が良いのですが、正直変更が面倒くさくてそのままです。
(参考)
非課税で運用できる額
一般NISA 120万円☓5年=600万円
積立NISA 40万円☓20年=800万円
用語がなかなか理解できず、成長性や安定性が読めず、私には買い時は読めない…と判断。
買ったものはそのままで、今のところは新たに個別株は買うことはしていません。
暴落があったら、また買うかもしれませんが、私にはコツコツ積み立てるほうが性に合うようなので、全米や全世界のインデックスファンドで資産最大化を狙うことにしました。
FXをやっていたのが嘘のようですね(笑)。
ハラハラ・ドキドキはないんですが、毎月現金が投資信託に移って行き、充実感を感じています。
子供もお金のかかる局面だし、すぐに動かせる現金は厚く保有しつつ、老後のためのラストスパートという感じです。
正直、すーがどんな道に進むのか?将来が読めないので、資産はなるべく増やしておきたい、と思っています。
子供に残すつもりは無かったんですが、すーといるとやはり心配で残してあげたくなってしまいます…。
今後のお金の使い方は、要検討事項です。
差別について考えてみた
勉強会最終回は、アメリカにおける奴隷制度やその考え方、解放に向けての闘い、そして今、というテーマでした。
奴隷の始まりや、扱い、支配の仕方はブラジルでの講義と重なるものがありました。
その土地の原住民はコミュニティや文化が成立しており、土地勘があるため、支配が難しい。
そこで、アフリカ大陸から無理矢理連れてきて、逃げられない、抗えないようにしていくのです。
同じ出身者は離され、土地勘もなく、ただ支配される人々。
1863年に、奴隷解放宣言がなされた以後でも、現在に至るまで根強く差別感情が残っているそうです。
アメリカにおける、乳幼児死亡率、妊産婦死亡率は黒人の方がずっと高いのだそうです。
これは、経済的理由なのかと思ったのですが、それだけではなさそうです。
黒人たちは奴隷時代、人体実験に用いられていたことから、病院を恐れていたというのです。
病院への恐れがきっかけなのでしょうが、それが体調が悪ければ病院に行くという習慣を奪ってしまったのでしょう。
教育、就業において不平等な対応をされている彼らのコミュニティには、医師・病院が少なくなるのも納得です。
また、黒人スイマーってほとんど見ないですよね。
アフリカや水が貴重なエリアであれば、水泳自体やらないのも納得ですが、アメリカはたくさんのスイマーいるし、なぜ身体能力の高い黒人スイマーが出てこないんだろう?と思っていました。
競技にお金がかかるから?
やはり経済的理由?
いえいえ、ここにも根強い差別があったのです。
プールや海水浴場はかつて白人と黒人は分けられていました。
そんな決まりがなくなった後でも、差別的視線や扱いはなくなりません。
黒人も入れるプールはあっても、狭かったり、場所が悪かったり…。
そんな所、自然と足が遠のいてしまいます。
似た内容の記述があったので紹介します。
https://discoveworld.com/olympics-american-swimmer
この記事の中の、黒人が入ったプールに塩酸を入れる映像、講義の中で流れたのですが、ショッキングです。
人間、ここまで残酷になれるのか!?って。
そして講師を務めてくれたアフリカ系アメリカ人の先生が語ってくれた日々感じる差別。
これがリアルなのだな、と感じました。
- 三編みヘアでは就職面接に受からない。
- アフリカ系と分かる名前の人は就職に不利
- 家を売るときに、家族写真は写らないようにし、元持ち主が黒人だと分からないようにする(値下がりするから)
前回、差別を無くすためには教育が大事なのでは!?と考えた私でしたが、結局いい教育を受けても、いい仕事にはつけない→収入が増えない…あぁやはり負のループ。
黒人CEOの大企業ないのかね?
いいや、そんな単純なことではないのだろう。
何百年積み重ねてきた、日常・習慣・当たり前になっている差別を変えることは本当に難しいんだな。
だからこそ、知ること・考えること・動くことが大事だと考えます。
日本はいいよ、差別はあるけど黒人だからって警察に殺されない、安全だよ、と言っていたのが印象的でした。
最後に、奴隷解放活動家、今度20ドル紙幣になるハリエット・タブマンの映画を紹介します。
主題歌も素晴らしい!